栄養指導の様子1
日本医療チームによる日本式糖尿病治療スタート
日中間での調整に時間がかかってしまいましたが、10月7~10日の日程で、第一回目の日本医療チームによる外来診療が、現地、上海交通大学第六人民医院スタートしました。国慶節直後の土日ということもあり混乱が懸念されましたが、大きなトラブルもなく無事終了することができました。
◆中国人医師による事前臨床研修の様子。診察室のドアはいつでも開いていて、誰でも自由に入れる状態です。実際、診察中にもかかわらず他の患者さんが診察室内に普通に入って来て一緒に医師の話を聞いたりと、とてもオープンな雰囲気であることがわかりました。中国での実際の診察を間近で勉強させていただき、とても貴重な経験をすることができました。
◆日本医療チームによる日本式糖尿病外来がはじまりました。
左:日本式の糖尿病外来の診察の様子。赤い服を着た人が患者さんで座っている白衣の女性が東京大学付属病院の飯塚医師。白衣を着て立っている先生は、内分泌代謝科副主任の魏医師。
右:唐先生(看護師)と弊社研究センター代表(管理栄養士)。ここでは、看護師の先生が栄養指導をしていました。食品模型は日本でもお馴染みの老舗メーカー「イワイサンプル」さんのご協力をいただきました。患者さんにも病院の先生方にも大好評でした。
◆弊社管理栄養士による中国人糖尿病患者に対する個別指導の様子。
左:魏先生と研修医の学生さんが日本式糖尿病食事指導を間近で見学するなか、少々緊張気味の弊社管理栄養士。
右:ようやくいつもの笑顔が出てきて、患者さんとの会話を楽しみながら弊社独自の的確なカウンセリングと行動科学的な支援で面談を進めています。
◆目新しさも手伝ってか、面談までお待たせしてしまうケースが発生し、急遽、新たに仮設で面談スペースを確保して対応しました。みなさんとても真剣に話を聞き、活発に質問をされている姿が印象的で、わたしたちも日本の管理栄養士として「おもてなし」の精神で丁寧に指導させてもらいました。
◆弊社栄養士による中国人糖尿病患者に対する集団指導の様子集団指導時にも活発な質問が飛び交い、講義が中断することもしばしば。集団指導の内容については、定期的に実施して欲しいとの意見も多く、日本式糖尿病集団指導が中国人糖尿病患者さんにも受け入れられると実感しました。
◆講義が終わった後でも、熱心に質問する糖尿病患者さんたち。食事バランスの重要性と組み合わせ方について食品模型を使って丁寧に説明する弊社栄養士。
|
◆老舗食品模型メーカーのイワイサンプルの食品模型の数々。とてもリアルにできていて、廊下を通り過ぎる患者さんたちが覗きに来ることもしばしば見られ、関心の高さが伺えました。
|